32名の参加者、そして高校生リーダー、スタッフとも、怪我もなく
無事終了いたしましたことをご報告申し上げます。

まず、接続交流先の皆様に、改めまして感謝申し上げます。
時間を割いて、何度もテストをしていただき、
本番はどの地域も予定していた時間以上におつきあい下さいましたこと、
本当にありがとうございました。

「不便」という言葉を忘れてしまいそうな日本の子供たちにとり、
つながることの難しさを改めて実感すると同時に、
つながった時には心がギュっとするうれしさに出会える経験になったと思います。

交流箇所は、インドネシア、イギリス、アメリカ、NZ,オーストラリアの
5カ国(6回交流。アメリカ2箇所。)プラス南極と
昨年より多くの方とお話をすることができました。
交流していただける方をご紹介くださった方々、
最後まで交流の可能性を探ってくださった世界中の多くの皆様のご協力のおかげです。

閉講式では、参加者が口々に
「世界に住む人達と話ができたことがうれしかった」と言ってくれました。
「異文化講演会が楽しかった」と言ってくれた子もいました。
途切れがちな音声や画像を復旧させるため
スタッフが何度も調整したことへお礼を言う子もいました。
そして、お友だちができたこと、
高校生リーダーとのふれあいを存分に楽しんだ笑顔を見せてくれました。

私たちが、参加者や高校生リーダーに伝えたいことは、まだまだたくさんあるのです。
それでも、彼らの笑顔と「また絶対参加したい。」「今度はお手伝いをしたい。」などの感想をきくと、
もしかしたらHugNetに込められているメッセージは、
私が思っている以上に届いているかもしれない、と考えたりもします。

Be a COMmunicator! 豊かにコミュニケーションできる人でいこう♪は、
私達BeCOMメンバーの誓いでもあります。

「HugNet」ができること
「HugNet」でしかできないこと
今、2回目の開催を終えて、もう一度考えてみたいと思っています。

この事業への素敵なメッセージもいただきました。

「ITの間にC(Communication コミニケーション)を入れて、
ICTの翼を持つと世界は本当に小さく温かくすてきな世界になります。
実際には会う事はできなくても、face to face で発信すれば、
心は届く事をきっと実感されるでしょう。
心がギュとする瞬間を大切にして下さい。」(岐阜県 伊籐さま)

「澪つくしは銚子が舞台ですよね。私は茨城県出身ですので,銚子はよく知っています。
小学生の頃鹿島に住んでいましたし,遠足でも銚子には何回か行きました。
醤油工場見学にも行きました。
高校野球の銚子商業のFANでもありました。
エジプトに来て感じたのは,日本人にはない明るさと,優しさです。
お互い貧しいのに自分より貧しい人にはほんとに優しいのです。
イスラム教の影響もあるかと思いますが暖かい人たちで,日本人が皆大好きなのです。
優れた工業製品を作る国,ロシアに戦争で勝った国,
伝統的な文化を持つ国,神風で自分を犠牲にしても国を守る人々など,
今の日本人では理解できないことも彼らにとっては憧れのようです。」
(カイロ日本人学校学校長 檜山美則さま )

本日まで、実に多くの皆様にお世話になりました。
昨年に引き続き会場となりました銚子市立飯沼小学校、校長先生、教頭先生はじめ諸先生方。
ポスター掲示にご協力くださいました市内事業所の皆様。
銚子市、銚子市教育委員会。
(財)自治体国際化協会。(財)千葉コンベンションビューロー。
そして谷川俊太郎先生。
皆様のご支援、ご協力に心から御礼申し上げます。

2004.10.3

特定非営利活動法人
国際教育推進プロジェクトBeCOM
  代表理事 西田美樹